2ちゃんねるの前田仁さんについて…
非常にショッキングなホームページ
昨日、前田仁さんという方のホームページを拝読しました。彼は、もうこの世に存在していません。
なぜなら、2ちゃんねるに自殺の予告をして、つい2週間前ぐらいに自殺を実行してしまったからです。
彼は死ぬ前に、自分の存在をこの世に残すためにホームページに自身の人生を振り返っています。オススメはできませんが、自殺をしてしまう方の思いを知りたい方などは読んでみると良いかもしれないです。(僕は、ツイッターから「前田仁 ブログ」と検索しました。)
読んでて、結構悲しくなる
彼の家庭は貧乏で、兄弟が4人いて(彼の兄も19歳で自殺している)、彼が小学生の時に親が離婚し母子家庭で母親は清掃員の正社員。そして、家は一軒家だがぼろく、洋服もまともに買えないような家庭だったらしい。
彼自身、家がぼろいのと、洋服がダサイのと、自分の見た目・性格にコンプレックスを抱いており、中学生の時からひきこもるようになる。こうして、自分の生活にすらコンプレックスを抱き、社会になじめずに28歳でこの世を去る。
ブログには、家族との思いで、小中高の時の思い出(中学生時代からひきこもっていたが高校中退)、母親に対しての怒り、死ぬことについて記述してある。
なぜ僕が悲しくなったかというと、彼の「家族との思いで」が、僕からしたらとても良い思い出だと思うのに、彼は家族のことを恨んでいた。
母親の愛情をしっかりともらっているのに、彼は母親を1番恨んでいた。多分、彼は母親に過剰の期待をしていたんだと思う。母親は、このホームページで結構登場していて、彼に笑顔を見せているが、彼は母親を恨んでいるため、意思疎通ができなくて結構泣いている。ここがとても悲しくなる。
母親はもっと母親らしく、自分を(前田仁さん)もっと育て、可愛がってくれるべきだ!という心理だと思う。
その理由として、ホームページの最後に お前(母親)の人生、意味なかったな!と太文字で書いてある。
音声のみの、自殺している彼を母親が彼の部屋でみつける動画
実は、音声のみだが動画もリアルで配信されていて、母親が、彼が首を吊っているのを見つけて、泣きわめく。すごく心が痛くなる動画…
ごめんね、ひとちゃんごめんね。ごめんね。
この言葉が意味するのは、母親は、彼に母親としての役目をできてなく、彼に恨まれていたことを気づいていると思う。
現在、兄弟4人中2人は家を出ていて、2人は自殺。父親はおらず、母親1人(60歳程度)が一軒屋に住んでいることになる。多分、家一人で泣いたりしてるんじゃないかな。頑張ってほしいな。
誰も悪くない
このホームページをみて、一言で言うなら「誰も悪くない」といいたい。心が繊細な遺伝と(心の病などは遺伝する)、環境が、悪い方向に一致してしまっただけだ。
最後に彼は、「俺は恵まれなかった。それを俺のせいだと思う奴らもいるだろうけど、お前らは恵まれた環境で育ってんだから、謙虚に生きろよ」と記述している。
僕は謙虚に生きていきたいと思った。 以上